2006年04月16日

廉価・格安コンポでイイ音を楽しもう!

本格ピュアオーディオ派の人達を対象としたのではなく、お気軽コンポ派を対象として書いてみました。ミニコンポや廉価単品コンポで、たいしてお金を掛けなくて、今より一段グレードアップした良い音を探ってみませんか?

お手頃価格の1Boxミニコンポで最近評判が良いのは、ケンウッドのR-K700です。音が良くて定価54,600円とリーズナブルです。
この位の値段なら単品コンポも買えますので、スペース的に問題ない場合はぜひ検討対象に入れてみましょう。マランツのPM4400(プリメインアンプ)・CD5400(CDプレーヤー)、定価は各27,000円と消費税で合計56,700円ですので、まさに同一価格帯の商品です。
マランツのベーシックモデルは2005年、PM4001(アンプ)・CD5001(CDP)にモデルチェンジして、各税込定価29,400円となり税抜で僅かに各1,000円ほど価格上昇となりました。




【目次】

・アンプとプレーヤー
・スピーカー
・スピーカー・ケーブル ⇔ 今のスピーカー・アンプ・CDPを買い換えなくてもOK
・インシュレーター  ⇔ 〃  (忘れやすいけど基本中の基本)
・電源まわり  ⇔ 〃  (穴場的オススメ)
・ヘッドフォン  ⇔ 〃




【R-K700】Kenwood
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R-K700
ケンウッド CD/MDレシーバー【送料無料】

税込定価54,800円

おすすめ度 :

横幅27cm、最近のミニコンポとしては少し幅が広めですが、1Boxですので十分コンパクトで省スペースです。ルックスもアルミパネルで、流行の単品コンポ風フェイス。
この中に、アンプ・CDプレーヤー・FMAMレシーバー・MDデッキまでオールインワンで装備しています。最近のミニコンポの中では、音が良いモデルの1つとして好評価の1台です。



【R-K801】Kenwood
R-K700の上級モデルが2005年秋に発売されました。MDが削除されたCDレシーバーアンプです。
Wolfson社製DAコンバーターにグレードアップされ音が更に洗練され、またMDが無くなってCD部がソリッドマウントになり機械的にも良い音になっています。
税込定価65,100円となり10,300円の価格アップです。MD不要の人でもっと音質を求める場合に興味深い選択肢が加わりました。


PM4001+ CD5001】marantz
縦はコンパクトですが横幅が44cmあり、普通の単品コンポサイズです。
当然アンプとCDプレーヤーだけで、FMAMレシーバー・MDデッキの機能はありません。機能が少なく本体も大きい分だけ、CDを良い音で再生するにはR-K700より断然有利です。
マランツ new プリメインアンプ(ブラック)PM-4001-B【送料無料】プリメインアンプ(色違い・ゴールド)[PM-4001-N]【送料無料】

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どちらのモデルもスピーカーは付いていませんので、次にスピーカーを選ばないとなりません。
R-K700であれば、メーカー推奨セット品のLS-K701 (2本セット定価21,000円)かLS-K707(同14,700円)があります。
R-K700ならまずこれを試すのも良いかと思いますが、せっかく単品コンポも検討しているので、ここでは他の製品も含めて小型スピーカー選びを楽しんでみましょう。もちろん現在使っているコンポは変えないで、スピーカーだけ変更するのも面白いでしょう。できるだけ実際に試聴することをお薦めします。
KENWOOD純正LS-K701(2台1組) KENWOOD純正LS-K707(2台1組)

LS-K701:縦27cm×横15.8cm×奥26.2cm ウーハー12cm 6Ω 83dB
LS-K707:縦27cm×横12.6cm×奥25.4cm ウーハー8cm×2個 6Ω 80dB

R-K801用のスピーカーとして
LS-K800 定価47,250円
縦30.5cm×横16.8cm×奥26.9cm ウーハー12cm 6Ω 84dB
が登場しました。同メーカー・同シリーズ用のSPですからK700ユーザーにも相性の良い組み合わせになると思います。突き板仕上&MDF材使用で、LS701・707の安っぽい外見とは大きく違います。
ネックとしては税込定価47,250円もしますので、他の外国製スピーカーと価格的に競合してしまう点です。冒険をしたくないけど701では不満、そんな人にはお薦めと言えそうです。


【MERCURY F1】TANNOY
 旧名:フュージョン1(FUSION1)

まずはタンノイのマーキュリーF1です。2本セット定価31,500円と非常にリーズナブルな価格ながら、とても綺麗な音で中域の充実した好感の持てるスピーカーです。ピアノの音色やボーカルの温かみを楽しむにはとても魅力的です。
仕上げも白っぽい木目調でとても綺麗です。綺麗な音ですのでR-K700やPM4400+ CD5400ともマッチするかと思います。コスト・パフォーマンスの高いSPです。
※ここでマーキュリーFRという一番安い商品を選ばなかったのは、スピーカー端子がネジ式ではなくバネ式であるためです。LS-K701/707でもネジ式を採用しています。

タンノイ ブックシェルフ(ペア)マーキュリー F1タンノイ MERCURY F1(2本ペア)■送料無料■
おすすめ度 :
コメント:前面バスレフ・安い!

サイズ:縦30cm×横17cm×奥22cm
ウーハー13cm 8Ω 87dB


【IMAGE 12】audio pro
もっとコンパクトなスピーカーが好みなら、オーディオ・プロのIMAGE12 があります。2本セット定価39,900円と、これも廉価な商品です。
非常に綺麗で透明度が高く、本格的な再生音が楽しめます。ピアノみたいな外観で、仕上げが非常に綺麗です。美しい音である反面、小さい上に密閉型ですので、低音がやや弱くなるのは止むを得ない点です。(低音の量感や力感は旧 IMAGE11 より改善されてはいるようですが。)
またR-K700ではインピーダンスが6〜16Ωと指定されています。通常の音量で聴く分には問題無いと思いますが、故障時や保証を心配する人は6Ω以上のスピーカーから選んだ方が精神衛生上は無難かと思います。もちろんPM4400は4ΩもOKです。

サイズ:縦20cm×横12.6cm×奥17.5cm
ウーハー11.3cm 4Ω 87dB


【CONCORDE 105】ortofon
小さなスピーカーで元気に鳴らしたいなら、オルトフォンのコンコルド105があります。ペーパーコーン・ウーファーのためか10cmとは思えないくらい良く奏でます。2本1組定価42,000円。
サイズを感じさせないほど低音も元気に響き、綺麗な音のフュージョン1や繊細なIMAGE 12とは好対照といえそうです。外見上の仕上げはやや安っぽい感じがします。

サイズ:縦21.8cm×横14cm×奥20.7cm
ウーハー10cm 6Ω 87dB


【New Bronze B1】MONITOR AUDIO
さらに中間位の大きさで、評判の良いスピーカーを追加するなら、モニター・オーディオのブロンズB1があります。2本セット定価39,900円と、これもお買い得な商品です。Stereo誌で特選に推挙されたスピーカーです。人気商品のため在庫切れで少し入荷を待つかも知れません。
低音の伸びや切れがあり高音域の伸びまでバッチリ、今もっとも旬なスピーカーの1つです。Popsやロックなどジャンルを問わず鳴らせそうです。
前面バスレフのブロンズB2もあります。

ブロンズB1(ビーチ)ブロンズB1(ビーチ)2本ペア■送料無料■
おすすめ度 :
コメント:人気商品

ブロンズB1(マホガニー)ブロンズB1(マホガニー)2本ペア■送料無料■
おすすめ度 :
コメント:茶色

サイズ:縦26cm×横16.5cm×奥18cm
ウーハー14cm 6Ω 88dB


【SX-L33MK2】Victor
海外製ばかり続いてしまいましたが、ここで国産の定番小型スピーカーも紹介しておきましょう。国産スピーカーでは定評のあるビクター製です。このSPは1本単位の販売で、税込定価は2本で59,850円です。単体小型スピーカーではお手頃価格だと思ってましたが、ここではSXL33MK2が一番高いスピーカーとなってしまいました(他意はありませんが一番高いので星4つ)。
中低音から高域まで明るく鳴りますので、オールマイティに使えるスピーカーだと思います。

ビクター SX-L33 (1本売り)
ビクター SX-L33MK2(1本売り)

おすすめ度 :
コメント:2005年7月 MK2にモデルチェンジ!

サイズ:縦27cm×横15cm×奥24.5cm
ウーハー14.5cm 6Ω 87dB





コンポ本体とスピーカーが決まったら、次はスピーカー・ケーブルです。
今あるコンポやスピーカーを変えなくても、コード類は見直す価値があります。安いミニコンポでスピーカーとコードが一体になったタイプは仕方ありませんが、多くのミニコンポ付属のスピーカーでもコードが外せる作りになっています。通常、ミニコンポに付属しているスピーカーコードは非常に細く貧相な物が多いので、改善が狙えます。

【AK-2000】DENON
1mあたり450円程度の廉価タイプです。とはいえ安いミニコンポに付属している針金のような細いコードは多分10円とか20円とかいう世界の話ですから、そういうタイプから交換するメリットは大きいものがあります。
交換用スピーカーケーブルでは非常に安い商品ですが、変なクセもなくバランス良くグレードアップが図れるお薦め入門ケーブルです。ミニコンポはもちろん廉価な単品コンポでも、初めて使うケーブルとして十分使用に耐えられると思います。これを基準にして、さらに上級のケーブルが欲しい場合は、色々と取り替えて比較してみるのも良いでしょう。
デノンAK-2000は一般の家電量販店でも置いてあるところが多いので、気軽にトライできます。モンスターケーブルもメーター数百円程度のものは家電量販店に並んでいますが、こちらは低音偏重の感じがありますので、そうした嗜好がある場合を除いてはAK2000ほど一般的にお薦めしません(最初の1本としては)。
※ケーブルの交換は、スピーカー交換ほどは変化の度合いが大きくないので、1m当り何千円や何万円まで深入りするのは、廉価コンポでは得策ではありません。メーター千円台程度で留めた方が無難でしょう。それ以上はコンポ本体やスピーカーに回した方が効果が期待できます。

【細いSPケーブル】
R-K700や単品コンポのようなネジ式スピーカー端子ではなく、バネ式端子のミニコンポの場合は細いケーブルしか直接は挟めません。
・AK-2000より細いケーブルとしては同じDENONのAK-1000があります。これなら大抵のミニコンポに使えますし、価格も250円/m程度と安くなります。でも構造が2000と違ってシンプルですので、別物と考えた方が良いかも知れません。(デノンのミニコンポで少しスピーカーの良いモデルに標準で付いてくるコードです)
・4芯タイプの物でカナレ(CANARE)4S6Gというケーブルがあります。100円/mとか120円/m程度で売っている店もありますので、入手可能であれば面白いかと思います。4S6GはOFCを使い4S6をオーディオ向けに改善したタイプです。非常にコストパフォーマンスの高いSPコードです。2本ずつ縒って使います。

【ケーブルのつなぎ方を確認】
・必要以上に長くしない。(芯線が黒すんできたら被膜を剥き直せるように、少し余裕を持っても良いかも知れません)
・左右の長さを揃える → 適度な長さが40cmと50cmだったら、両方50cmに揃える。
・文字が印字されている方と無い方があるケーブルは、印字のある方をプラス側に。(一般的に)
・●▲CABLEと印字がある場合、接続方向はCをアンプ側・Eをスピーカー側にすると一般的に良いようです。
・電源コードと一緒に束ねない(ノイズを拾う元)。
・不必要なプラグを接続しない(太いケーブルを繋ぐ目的は別)。接点が多くなる事や、芯線と違う材質が間に入る事は、音質を劣化させる原因になります。お金もかかります。
・ハンダ処理をしない。バラけなくて接続に便利そうですが、プラグ同様に異材質が間に入る事になります。また振動でハンダが崩れると、端子のネジが緩む原因になります。




インシュレーター
意外と忘れ勝ちですが基本の1つです。
スピーカーの振動を設置の棚や台に伝えないように、インシュレーターで浮かせます。10円玉でも可能ですが見栄えもありますので、ここでは音響製品から選びます。スピーカー自体を変えるような大きい効果は無いにしろ、是非試してもらいたいモノです。

オーディオ・テクニカ(audio-technica)からミニコンポに使えそうで手頃な価格の商品。
AT6089CK・コルク(市場価格1800円位、8個入)
AT6089FT・フェルト(〃)
AT6098(市場価格2700円位、8個入)
AT6099(市場価格3千円強、6個入)
もっと高いもので性能の良いモノがあると思いますが、廉価ミニコンポでのコストパフォーマンスを考えて。
安く済ませるならAT-6089の2つから好みで選んでも良いと思いますが、余計な味付けの少ないべーシックなモノ、まずはAT-6098をお薦めしておきます。
一回り大きいAT-6099もありますが、底面にスパイク状のブニョブニョと柔らかいゴムを使っています。低音寄りの音になりそうですので、最初の1セットとしては、中立的な効果が期待薄なのでお勧めしません。

設置方法
AT6098は左右4個づつセットされています。ガタガタと不安定にならないようであれば、8個全部使って良いと思います。ガタつきがあるようでしたら、前2個後1個の3点支持を試して下さい。付属の厚紙スペーサーは使わない方が音質的にはベターかと思います。




その次は電源コードです。意外と穴場的な狙い目です。
このクラスのオーディオ製品では、電源コードが取り外せないのが一般的です。コンポを改造してコードを取り替えるわけではなく、間に電源タップをつなげるのです。電源タップとは、延長コードの先が3口とか4口のコンセントになっているものです。そう、一般家庭で電化製品をつなぐ際によく使われているアレです。
その電源タップにもオーディオ用の製品があります。ピュアオーディオでは電源まわり一式を良くすると、アンプ自体をグレードアップしたように感じる程効果の出る部分です。
そういう高いものは電源タップだけでも5万円とか10万円とかしますが、数千円のものでも効果を実感することが期待できます。コスト・パフォーマンスは案外高いと思います。

ABPT−3.25N】AIRBOW
色々な電源タップがあると思いますが、この商品は3口タイプで3,500円位です。それでも安い家電用の汎用タイプ(500円とか千円)からすればやや高価ですが、費用の割に効果を実感しやすいアイテムです。複数購入して、テレビやパソコン用にも使える物です(画質アップなど)。
スピーカー・ケーブルでは不必要に長くするのはマイナスなんですが、電源まわりの長さは特に意識しなくても構わないようです。むしろ逆に、例えばR-K700の電源コードが直接壁のコンセントに届いてしまう場合でも、間に挟んで使った方が良い音になる可能性が高いということなんです。もしも効果が感じられなかった場合でも、他の電化製品で使えるアイテムですから、無駄になることはありませんので実はこれが一押しのアイテムかも知れません。




最後にヘッドフォンです。スピーカーで聴くのは好きだけど、ヘッドホンで聞くのはあまり好きではない、という人にまで敢えて薦めるわけではありません。あくまでヘッドフォンで音楽を楽しむ方への提案です。
今まで1,500円とか2,000円程度で適当に選んだヘッドフォンしか使ったことがない人や、ポータプル・オーディオの付属品しか使ったことがない人は、ぜひ本格的なヘッドホンを試して欲しいと思います。本格志向の入門的モデル、1万円前後で買えるもので無難なシリーズを1つ紹介しておきます。オーディオ・テクニカのATH-Aシリーズです。(Aは密閉型、ADはオープンエア型)
スピーカーだとペア1万円では良い音などほとんど期待できませんが、ヘッドフォンは相当満足できる可能性が高い分野です。

【ATHシリーズ・ヘッドフォン】audio-technica

ATH-A500
ATH-Aシリーズ(密閉型)のベーシックモデルです。ベーシックとは言っても、このシリーズの中ではという事です。ATH-A500の前身とも言えるATH-A55は、あのマジック・リスニングで使われているヘッドフォンのようですから、一般の人や入門レベルの人にとっては十分に高性能といえます。
ATH-A500はヘンなクセの無いフラットな特性ですので、本格的ヘッドフォンのデビュー用として持ってこいの1台だと思います。ATH-A900の弟分的な存在ですが、装着感は上級モデルと同様です。
ATH-A55はATH-A500に比べると高音域がやや弱い感がします。逆に相対的にボーカルなどの中音域が聞き易く感じる人もいるでしょうから、好み次第ではA55もアリでしょう。どちらも1万円以内でゲットできます。

ATH-A700
A700はA500やA900のフラットな感じとは雰囲気が変わり、低音・高音域が活発なモデルと言えます。いわゆるドンシャリ傾向なわけですが、A500やA900ではフラットすぎてやや物足りない感じを受ける人には良い選択肢となり得るかも知れません(ポータブルオーディオ等に付属している強いドンシャリから換える場合など)。

ATH-A900
ATH-A900はA500同様に癖の無いフラットで良質なヘッドフォンです。A500よりも全体的にワンランク上の上質な音を楽しめると思います。この辺の価格になると有名外国製モデルも買える値段になってきますので、最初は敢えて2万円近いA900まで投資せずA500で十分かも知れません。
ATH-A900

※ATH-AD(オープンエアタイプ)から選ぶ際には、AD300・AD400といった更に安いモデルも選べます。ある程度以上の水準を目指す趣旨から、またハッキリと違いや効果が実感できるためにも、ATH-AD500以上から選ぶようお勧めします。



【パイオニア】Pioneer

SE−M870
AHA−A500同様に実売価格1万円未満では、SE−M870も面白い選択肢です。
分解性能や原音忠実性ではA500にやや劣るかも知れませんが、ボーカルの艶や温かさといった方向では有利でしょう。装着感の良さではA500、イヤーパッドの肌触り・蒸れではM870が有利そうです。
SEM870


【AKG】アカゲ

AKG K240S
店によってはATH-A900より安く、ATH-A700と同程度の価格帯で売っている場合があります。

AKG K271S
ATH-A900と競合するモデルです。装着感はオーディオ・テクニカに歩があるようですが、音楽性ではこちらの方が面白そうです。A900の予算があれば是非検討したいモデルです。

AKG K240SAKG K271S

AKG K501
2万円以上すると思いますので、ミニコンポでは勿体無いかも知れません。
posted by abc1 at 14:35| コンポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする